2019年 谷汲踊り

2019年2月18日撮影

12人の太鼓打ちが胸先に吊した大太鼓とシナイで乱舞する岐阜県を代表する祭りです。
背中に背負う飾りはシナイと呼ばれます。踊りは3か所で、最初は昆虫館の駐車場。旧谷汲線の谷汲駅です。
壇ノ浦に勝利した源氏の武将が凱旋で踊った踊りが起源とのこと、"鎌倉踊り"といわれてたようです。
法被等に書かれた紋は "笹竜胆(ささりんどう)"。  村上源氏の家紋とのことです。

シナイは鳳凰の羽を模したものとのこと、高さ4m、重さは40kgあるそうです。
山道の途中にある駐車場で2か所目の踊りが始まります。
自然の中だとまた違った趣が。観客の中には雅楽師・東儀秀樹さん(右端、黒コート)の姿も。
太鼓を打ちながら体全体でシナイを振るう、大変な重労働!
3か所目の華厳時の山門には踊りながら向かいます。
山門への道は桜のトンネル。シナイを引っかけないよう進みます。
華厳時の山門横から境内へ進みます。
最後の踊りの前に、荷を解き小休止。祭り前の太鼓打ち、"風が大敵"との話しでした。
最後に谷汲山華厳寺の山門前で踊ります。
日本最古の観音霊場「西国三十三所観音霊場」の第三十三番札所で結願・満願のお寺でもあります。